これから起業しようとする人や
起業したての人に甘美な響きの
人からの「紹介」による集客。

まだ新人なのに
SNSで、常にお客さまと一緒にいる
アップしている同業者を見ると
胸がざわついたことはありませんか?

全てではないとは思いますが、
紹介でビジネスを運用している方たちは、
何かしらの「起業グループ」に
属していることがあります。

大手の起業塾など、
起業家がたくさん所属しているような
集まりですね。
その中で、お互いの案件の紹介しあう
ケースが多いようです。



人に紹介していただけることは、
本当にありがたいことだし、
私自身もこれまでに
たくさんの方が私に縁をつないでくれたからこそ、
今の私自身がある、
といっても過言ではありません。

ですが、
紹介でのお仕事の割合が増えすぎてしまうと
だんだん、
外見ブランディングをはじめとする
自らの集客活動が、
手薄になってしまうことがあります。

そうなると、どうなるか、について、
私自身の経験からも
ご紹介したいと思います。

①集客活動が行き当たりばったりになる


紹介中心のビジネスは
お天気のようなもの。

顧客の獲得数が読めず、
予測が立たないことがあります。

急にたくさん来たり、
突然、来なくなったりします。

いつ依頼がなくなるか不安なので、
どんなに忙しくても、
引き受けるだけ引き受け、
忙しい時は、常に時間に追われている、
という不自由なスタイルに
なることがあります
(この紹介による瞬間最大風速の売上を
「月商7桁」ブランドとして
何年も使い続けているケースも・・・)。


私自身は起業グループに属していないのですが、
数年前にありがたいことに
影響力のあるお客さまが
SNSサークル内で
拡散してくださったことがありました。

それにより、
口コミの連鎖が続き、
お客さまが殺到する、
状態が続いた時期がありました。

とてもうれしいのですが、
一人サロンですから、
サービス精神や体力があるのもあって、
一時期は15連勤が普通、という状態でした。
どんなに好きな仕事でも、
それは大変ですよね。

②客層を選べない

紹介案件は、
客層の予想がつきません。
また、よほどのケースでない限り、
断りづらいのが現状です。

また、事前に相手もあなたの普段のSNS発信や
メルマガ等をじっくり読んでいない
(=教育されていない)ケースが多く、
あなたのの価値を本当に理解したうえで
申込んできているわけではありません。

つまり、申込みを受けても、
「聞いていたのと違う」とか
「こんなはずじゃなかった」という
ミスマッチが発生しがちな状態になります。


お互いにモヤモヤが残っても、
紹介者の手前、最後まで
真実を知ることはないでしょう。

そのようなことがあると、
お互いにとって
ハッピーではないのかもしれません。

とりあえず
「今月の売上がたてばいい」のではなく、
本当に
「あなたの商品を心から欲しい!」
という人にだけ買っていただきたい、
というのが正直なところでは
ないでしょうか。

③価値提供ではなく、人間関係で販売するスタイル



「せっかくその人のフォローしたのに
なんかいつも別の人の紹介される・・・」

常に他の起業家さんの
紹介ばかりが流れてくる投稿って
そう感じませんか?

「お返しに私もその人の紹介しないと。
私もその人のサービスを受けないと悪い。」

そんな背景が透けて見えてしまうSNSは、
信用を失い、結果、
新規見込み客の獲得を失ってしまいます。

あなたが、他の起業家さんと
どのような交流をしているのかは、
お客さまから見たら、無関係です。

お客さまはただ、
あなたが自分に対して
どのような価値提供を

してくれる人なのか
知りたいだけなんです。

理想の顧客だけを引き寄せる方法とは

繰り返しますが、
決して、紹介によるビジネスが
悪いわけではありません。

私も人とのご縁は何より大事にしていますし、
物販など、紹介というスタイルが
フィットしやすいケースも多々あります。

ただ、紹介に「頼る」ビジネスは
最終的に自分らしい生き方が
できなくなるケースがあるので、
注意が必要です。

理想の顧客だけを引き寄せ続ける方法は、以下3つ。

①商品価値を高める
②外見を理想の顧客向けに望ましいものに変える
③安定した集客の流れを整える


王道ですけど、これ以外、無いと思っています。
王道は愚直で地味かもしれません。
ですが、いつの時代も変わらないもの。
これを続ける限り、安心・安定のなかで
自由にビジネスが楽しめるようになるのです。