こんにちは!
女性起業家専門イメージコンサルタントの
武田しのです。


私は昨日まで、家族旅行で長崎に行っていました。


いや~!!暑かった!!!

第一声が、それになっちゃうくらい、
とにかく暑かったんです。
いままで経験したことのない暑さ。
39度はあったんじゃないかな?

もっと語りたいのですが、
それはメルマガの方で語るとして・・・

今回のテーマ「同業者」。
私の職種である
「イメージコンサルタント」も
大勢いますし、
たとえば、
・コーチ
・セラピスト
・心理カウンセラー
・ダイエットコーチ
・占い
・片付け
・エステ、ネイル、美容師
・〇〇認定講師

そして
起業コンサルタント


特に多いですよね!


それだけ、起業を志す人が多いってこと。
当然、同業者は多くなるわけです。



ですが、3年以内で廃業する方が
多いのが現状です。


私自身も、最初の起業は
社労士事務所でしたが、
士業も本当に多くて・・・
これは約2年で廃業しました
(直接的な理由は家族の病気ですが、
遅かれ早かれ・・・でした)。


起業は、スタートするのは簡単ですが、
継続していくのが、難しいんですね。


夢を抱いて、スクールに大金を払って
資格取得したもの、いざ起業したら、
まわりは同業者だらけのことに気づいて
愕然とするわけです。

「なにこれ、レッドオーシャンじゃん・・・!」

そうして、同業者と差別化するため、
大金を払って、たくさんの人が
新たな資格を取りに、走るんです。

同業者が多くても心配いらない理由


同業者が多いと、
お客さまを取り合うのではないか?
という不安と焦りで、じっとしてられず、
「何かしなければ」と、思うんですね。

私は、同業者が多くても
心配はいらないと考えています。

なぜなら、同業者が多いということは、
そのジャンルに対する、
世間のニーズが非常に高いから。

小さな島に住んでいるならともかく、
世界は広いので、
まだそのビジネスの存在を知らない人のほうが
大多数なのです。

事実、パーソナルカラー診断の歴史は
40年以上前にさかのぼりますが、
私のサロンにはまだまだ
「初めて診断します」という人が
多かったですし、
過去に他サロンで何度も診断を受けていても、
「武田さんの見解を聞きたい」
という人もいました。

その資格、本当に必要?

資格を取る、という行為自体は、
決して悪いことではありません。


自分の知識の幅を広げることは、
一見、良いことではあります。


ただその目的が、自分のお客さまのためではなく
「単なる自分の不安解消のため」
になっていないかは確認をした方が良いです。


ぶっちゃけ・・・
資格取得の勉強って、
すごく気持ちがいいんですよね。

とりあえず、お客さんが来なくても
資格の勉強さえしていれば
表面上、遊んでいるわけではないので、
その間は、気もまぎれるし、
不安にならなくて済みます。


たとえ、
それが現実逃避の一つだったとしても
自らのやっていることを
正当化しやすいのが「資格」なんです。


そして、資格勉強している仲間と
情報交換という名目で
励まし合ったり
ご飯を食べたり飲んだりしているうち、
本来の目的は完全に忘れてしまいます。


お客さんが来なくても
「まいっか私は資格取得を目指しているし」
となりやすいです。


さらに、
無事、資格取得できたときの快感は、
もう、すごいですよね!!!!
まわりからの「おめでとう」。

脳内のアドレナリンが出まくりで、
病みつきになるのは間違いないんです。

資格が悪いわけではない


ちょっと辛口すぎましたか?


ごめんなさい、でもこれ
私自身の経験談なんです。

私も実は、
すごくたくさん資格を持っています。

もともと、勉強が好きというよりも、
昔からタイプ的に
一度目標にロックオンしたら
追撃ミサイルのように
努力が出来るタイプなんですね。

(逆に、なかなかロックオンできる
趣味も目標もないので、基本は
だらだらしてるんですが・・・)

だからこそ、きっかけは
同業者が増えてきたことによる不安から、
資格取得の沼にはまるリスクも
十分すぎるぐらいに理解ができるため、
改めてご紹介してみました。


お恥ずかしながら、
まったく活用していない資格もけっこうあります。


繰り返しますが、
資格取得そのものが悪いわけではないんです。
その動機が、どこから始まっているのかが大事。


結局、時間とお金を無駄にして、
自分の気持ちよさだけが残る、
ということになってしまいますよ。

資格取得よりもお金も時間もかからず差別化する方法


もしも、資格取得の目的が
単なる「差別化」なのであれば
その資格に対するよほどの信念がないかぎり、
それは、お金も時間もかかり、
コスパが悪すぎます。

お金もかけず、いますぐにもできる方法があります。

例えば、同じ資格を持っている人は多くても、
その資格を持つ人
ちがいますよね?


そう、あなた自身を全面に出すこと。


あなた自身の経験、あなたが掲げるコンセプト、
あなたのお客さまの想い、
そして、一番は、
あなた自身の顔を含む外見
それをすべてひっくるめて「人間力」。


こんなに差別化になるものを
みんなが持っているのに、
なぜもっと使わないのでしょうか。

自分をあまり出したがらない人は
単に自分に自信がないというのもありますが、
一番は失敗が怖いということ。


リスク回避のために、
自らSNS投稿を
いかにも売れてそうな
同業者に似たものに
寄せにいっておきながら、
「同業者が多いよ」
と嘆いているんです。


お客様からしたら、
プロなんだから、
技術と経験を持っているのは、
その人の資格欄を見る以前に、
ごく当たり前
なんです。


じゃあ、何をもって選ぶのかといったら、
外見を含めた、その人自身
しかないじゃないですか。


誰に自分の悩みを共有しようか。
誰に理想の未来に導いてもらおうか。



最終的に、お客さまが悩むのは、
「誰に」お願いしようか。
そこなんです。


使うかわからない資格を取ったり、
同業者を意識している場合じゃないですよ。


意識を向けるべきは、
同業者ではなく、

あなたの未来の
お客さまのお悩み。


いま、この瞬間、お客さまは
どんなことに悩んでいるだろうか?
それ本当に考えていますか?


自分の不安解消の事ばかり、
考えていませんか?

同業者とSNSの発信内容がかぶる


同業者とSNSの発信内容がかぶる、という人は
あなたの未来のお客様のお悩みを
まだ表面的にしか考えられてません。


そして同業者の投稿を参考にして、
なんとなくうまくやろう、としている
思いがあるなら、いますぐやめましょう。


それは自ら、
同業者と見分けがつかなくする行為です。

日記のような発信で差別化できるか


差別化をするために、人柄を出そう、というと、
日ごろの日記のような発信をする人がいます。


・子供と児童館にいった
・家族でサイゼリヤにいった
・この映画を見た

私も出しますので、ダメではないのですが、
これを出して、効果的に働くのは、

日頃の発信で、
十分すぎるぐらい自分の考えや思い、
価値提供が出来ている人

または
芸能人・インフルエンサーくらいです。


いまこの瞬間、困っているお客さまは
あなたの日常には興味がないんです。


「日記」と「あなた自身を表現する」ことは
似て非なるものです。
はき違えないようにしてください。

最後に


資格取得など、スキルや肩書だけで
安易な差別化を図ろうとすると、
資格・価格・条件といった
表面的なスペックだけでしか選ばれない
起業家になる恐れがあります。


すると、いつまでも
同業者を意識し続ける不安から逃れられない
地獄の起業生活となります。


「あなただから、
お願いしたいんです」


と言われる経験は、
どんな難関資格の合格をするより
はるかに気持ちが良いものですよ。


あなたがいったいどんな人であるか
どんどん出していくことが、
どんな資格にも負けない、
最大の差別化なのです。