こんにちは、女性起業家専門イメージコンサルタント
武田しのです。

この仕事をしていると、名刺交換をするなり

「私、おしゃれには、
けっこうこだわりがあるので
あなたの助言は必要ありません」


的なことを、
やんわり言われることがあります
(警戒すごい・・・)。


意外かもしれませんが、
私はセールスが苦手。

基本的に必要としない人に
余計なセールスは絶対できないし、
そもそも
「求めていない人」に対しての
アドバイスはしないようにしています
(ファスナーあいてますよ!くらいは言います)


いきなり余談ですが、
「よく街の人のファッションチェックしますか?」
と聞かれますが、これも一切しません。
そんなところに無駄なエネルギーは
割かないです。


もちろん、診断人数はそれなりに積んでいるので
街ゆく人のパーソナルカラーは・・・
骨格タイプは・・・というのは、
着ている服とのバランス含め、
見れば、だいたいわかります。


でもそれって
常にドラゴンボールのスカウターを
付けた状態みたいなもの
なので、
非常に疲れるので、
基本的に普段は省エネしています。


話がそれました。


おしゃれにこだわりがあるのは、
良いことだと思います。
自分の気分が上がる服を着て過ごすのは楽しいし、
仕事のパフォーマンスが上がることもあります。

ですが、残念ですが

おしゃれ=稼げる

ではないんですよね。


もしそうであれば、
イメージコンサルタント・パーソナルスタイリスト
全員が富豪ということになります。

私から見ても、わたしよりよほどおしゃれだなと
思うイメージコンサルタントさんはかなりいます。

ただ、
おしゃれであることと、稼げることは別なんです。


起業家の外見に求められるもの

「じゃあ、起業家はおしゃれである必要ないってこと?」

ということでも、もちろんありません
(だとすると私の存在意義がなくなります)。


起業家は、
「おしゃれ」であるより、
「センスある人」に見せたいところです。



違いが分かりにくいですよね(笑)


よく、
その人にとっては
おしゃれかもしれないけど、
なんかおしゃれすぎて、
ちょっと良く分からない・・・
ということありませんか?


例えば、
いまでこそ一般的になりましたが、
トップスの前の裾だけボトムに入れる、
「前だけイン」
も、昔であれば「背中出てるよ」って
なるわけじゃないですか。

背中出てるよ、っていう人の前では
「背中が出てる人」以外の何者でもない。

そこで
「いやいやこれおしゃれだから!」
(わかってないわね!だからあなたダサいままなのよ!)

って言っちゃう人は、
センスが無い人なんです。


センスある人、というのは、
いろいろなセンス=感覚があるということ。
このセンス=バランス感覚だと
私は考えています。


自分の個性を活かしつつ、
そのファッションを見せる相手、場に合わせる
バランス感覚を持っていること。


起業家の外見に、
突き抜けたおしゃれは不要ですが、
「あの人、センスがある起業家さんだね」
と思われると
得しかないんです。

なぜかというと、

「(外見の)センスがいいから、

きっとビジネスセンスがある人なんだろう」

ということが
相手に伝わるから。


外見とビジネスは関係ないじゃん!!!!
と思いましたか?

でもこれって有名な心理効果の一つ、
ハロー効果でもあるんです。

ハロー効果のハローって
挨拶のHelloではなくて
「後光」(halo)って意味があります。


まさに後光が差しているように
目立つ見栄えの良さがあれば(=後光)
関係ないその人の能力まで
自然に高く評価してしまう

心理効果のことなんです。


ハロー効果には、
ネガティブな側面もあります。


例えば、芸能人が不祥事を起こしたら、
その芸能人は出演しているCMから
おろされますよね?

企業側は、
イメージダウンした人と
そのCM商品を
一緒にされたくないということ。


つまり、どんなに素晴らしい
サービスを提供していたとしても、
外見が微妙なら、
そのサービス内容も、微妙だと思われてしまうんです。


「センスがある人」と思われるメリット


外見に「センスがある人」
と思ってもらうことで、
ビジネスセンスがある人、と
思われること以外にもメリットはあります。

余裕がある人


センスある着こなしをしていると、
精神的に余裕がある人、という印象を
相手に与えることができます。

いつも生活に切羽詰まっていて、
その辺にあるものを着倒している起業家より
ライフスタイルに余裕を感じさせる起業家は、
いつの時代も憧れられるもの。

ちなみに、
ラグジュアリーブランドを身に着けることで、
経済的に余裕がある人、という印象を
与えることもできますが、
それが全面に出てしまうと、
お金だけを目的にした人を呼び寄せてしまうので
注意が必要です。

自分に自信のある人

センスを感じさせる起業家は、
自分を魅力的に見せる術を知っている人。
自分をきちんと客観視できていることが伝わるので、
良い意味で
自分に自信があるように見えます


逆に、自分を客観視できていないことが
外見からバレてしまう起業家は
「あれ?この人ってビジネスもちょっと不安かも」と
伝わってしまうし、
そもそも見ていてどこか、
痛々しい印象ですよね。

「センスある人」は、作れる

昔は、この「センス」というものは、
先天的に持っていたり(←こういう人ってたまにいます!)
後天的にもトライアンドエラーを重ねたり、
独学で勉強をして、やっと得るものでした。


ですが、今はありがたいことに、
再現性の高いファッション理論が存在しています。
ある程度ルール化されて整備されているので、
起業家であれば、
これを軸に外見を組み立てるのでも
十分に「センスある人」になることができます。


もちろん、その起業家さんが持つ個性や魅力、
ターゲットとする顧客の属性によっても
目指す外見は変わってくるので、
心配な方は外見ブランディングのプロに聞くのも手です。

SNS集客なら、服だけでなく顔も重要

ここまで、服の話をしておいてなんですが、
実はSNS、特にブログやインスタグラム、Facebookなど
写真を中心とした投稿で集客をしたい場合、
重要になるのが、
服以上に、顔なんです。


特に、起業塾のトップとか、
売れている起業家さんを見ていると一目瞭然。
顔を覚えてもらえれば、売れる要素十分です。


そして、売れていない起業家さんの外見は、
アイコンはキレイな服を着ているプロフィール写真なのに
ライブアーカイブに出てくるお顔が
完全に別人のよう・・・!!!


顔を出さないよりはましですが、
ギャップが大きすぎると、
逆に顔を出すことで、
信用を失ってしまいます。


服はもちろん大事です。

ですが、まずは別人にならないレベルで、
せっかく綺麗に撮影したプロフィール写真に積極的に
寄せていく意識を持ちましょう。


「プロフィール写真だけ綺麗で、
普段の投稿だと思い切り手抜き」


という人は、
先ほどのハロー効果で言うと、

ビジネスでも、
見栄っ張りなのに脇が甘い人


と思われかねません。

起業家の外見ブランディングは
永続的であることが大前提。

無理な、肩に力の入ったおしゃれではなく、
あなたらしいさりげないセンスが光るような
ビジュアルづくりをしてみてください。