昨日から「似合わない服」というテーマでお送りしております。

今日はやけに着太りしてしまう服と、骨格タイプについて、考察してみます。

着太り」

ツライ言葉です。綺麗に見せたくて、おしゃれに見せたくて買ったお洋服なのにその服を着たら、むしろ太って見えるなんて悲しいですよね。

骨格理論の観点からいいますと、 

じゅうぶん痩せているのにもかかわらず、やけに着太りしてしまうケース

これは骨格診断でストレートの方に多く見られる現象です。

ストレートタイプの方の主な特徴は上重心で身体にハリと厚みがあり、全体的にメリハリがあります。背中からヒップラインにかけて大きくS字を描きます。
リッチでクラス感のあるテイストに仕上げると一気にあか抜ける人が多いです。

ストレートタイプの方が必要以上に着太りして見えてしまう主な原因を以下の3つに絞りました。

①腕・脚が一番太い位置で切れる丈のデザインを選んでいる

ストレートさんは、手首や足首がキュッと細く引き締まっていながらも、筋肉がつきやすい方が多いです。
そのため、トップスならフレンチスリーブや七分丈、ボトムスならミモレ丈のような手足の一番太い部分で切れる丈のお洋服は、必要以上に着太りして見えてしまうことがあります。

②ぴったりすぎ or ぶかぶかすぎ

昨日は、「ぴったりしたお洋服が骨格ナチュラルさんには妙にたくましく見える」というお話をしましたが、骨格ストレートさんの場合は身体のメリハリが強いので、ぴったりすぎの服は必要以上にムチムチと肉感的に見えることがあります。

また、逆にぶかぶかしたお洋服は、生地が身体の厚みを拾って服が前後に膨らみます。場合によっては妊婦さんのように見えてしまうケースもあります。

ストレートさんは、ぴったりでも、ぶかぶかでも着太りしてしまうというわけです。

③素材が繊細すぎ

骨格ストレートさんは肌の質感にパーンとハリがある方が多いのが特徴です。そのため、肌にふわふわ柔らかな繊細すぎる素材を乗せてしまうと、服よりハリのある身体の質感のほうが勝ってしまいます。これがまた着太りにつながったり生地のほうが薄っぺらく、安っぽく見えてしまうことがあります。

 骨格ストレートさんは、

袖丈・着丈は標準

きつすぎず、ゆるすぎず

ジャストのサイズ感

そして

適度にハリ、厚みのある素材

これが一番着やせします。

それをお伝えすると、ストレートの皆さまの多くが「シンプルすぎる」とよくおっしゃるのですが、それはお身体がすでに存在感があるからなのです。

シンプルなデザインほど、本来持っている魅力を邪魔しないことをぜひ覚えておいて下さい。

上記の3つの条件のお洋服を着てみた結果、「やけに着太りする」と、感じる方は骨格ストレートの可能性があります。

太ってるから・・・ダイエットしなくちゃ・・・と思ってしまう方も多いのですが、それは骨格タイプと洋服の選び方かもしれません。

「私の骨格タイプは何だろう?」「似合わない服より、私に似合う服を教えて!」そう思われた方は、ぜひ診断を受けにいらしてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました!