「この服でいいかな…?」
起業家として発信や交流会に出るとき、つい「いつもの服」で済ませていませんか?

こんにちは。
稼ぎたい女性起業家専門イメージコンサルタント、武田しのです。

外見ブランディングの仕事をしていると、

  • 「おしゃれじゃなくていいんです。自分らしくありたいだけなので」
  • 「服より中身のほうが大事ですよね?」

というご相談をよくいただきます。

もちろんその想いもとても大切です。
でも、“人に見られる”仕事である起業家にとって、服は「信用を伝える道具」でもあるんです。

今日は、起業初期の方が陥りがちな「やってしまいがちな服選びの落とし穴」3つをお伝えします。


① 普段着で集客してしまう

SNSでの顔出し、プロフィール撮影、交流会…
こうした「初めての出会い」は、すべて“集客活動”です。

でもそこで、「いつもの服」で出てしまうと、
せっかくの発信や出会いの場で、印象に残らないまま終わってしまうことも。

特にミニマリストさんや、物を増やしたくない合理派の方に多く見られるのが、
「普段着とビジネス用を兼用したい」という考え方。

その気持ちはよく分かります。
でも、こんなデメリットもあるんです。

  • 普段着は地味。SNSでは埋もれやすい。
  • プチプラ服は、丁寧に扱わないと生活感が出やすい。

「高い服じゃないとダメ」という意味ではありません。
でも、ビジネスの場に出るときは、服を「衣装」として丁寧に扱う意識が必要です。


② 憧れの人や、先輩の服をマネしてしまう

これは、私自身も経験があります。

起業したばかりの頃、憧れのイメージコンサルタントさんがいて、
その方が着ていたフェミニンな服を、何も考えずに真似していました。

でも、ぜんぜん似合っていなかったんです。

  • 顔の雰囲気も違う
  • キャラも違う
  • お客様層も違う

つまり、マネしたところで、その人にはなれない。

必要なのは、
“今の自分の魅力を引き出す服”を選ぶこと。

ここでは、パーソナルカラー・骨格診断・顔タイプなどの外見要素も参考になりますが、
もうひとつ重要なのが、

「お客様が、あなたにどんな印象を期待しているか?」

という視点です。

たとえば私は、フェミニンなイメージを真似していた頃、
「しのさんにそんな可愛らしさ、誰も求めてないよ」と言われてハッとしました(笑)

実際に求められていたのは「芯がある」「信頼できそう」「洗練された感じ」。
だから今は、お客様の期待に応えるスタイルを意識して選んでいます。

ありがちなもう一つのパターン:

先輩起業家の服装をそのままマネすること。

その人が選ばれている理由は、

  • 方言
  • 話し方の個性
  • 引き込み力・キャラ立ち

つまり、服だけマネしても意味がない。
逆に「イメコンっぽい」と埋もれてしまうケースも多いです。


③ 「自分らしさ」にこだわりすぎてしまう

「これが私の世界観だから」
「気合い入ってると思われたくない」
「飾らずナチュラルでいたい」

そんなふうに思って、“あえてラフ”を選ぶ方も多いのですが、
実はこれ、一番難易度が高い選択肢です。

人が誰かのファンになるときには、「共感」+「憧れ」が必要

ラフでありながら憧れられるには、発信力やキャラクターに相当の魅力がないと成立しません。

特にInstagramなどのリールでは、第一印象がすべて。
雑な印象を与えてしまうと、どんなに良い話でもスルーされてしまいます。


まとめ:自分らしさ+相手への配慮があるスタイルを

“自分らしさ”を表現することは、とても大切です。
でも、私たち起業家は「人に見られる仕事」です。

最初は相手に配慮した服装で信頼を得ることが優先。

初デートにジャージで行かないのと同じです。

まずは「信頼される外見」を整えて、そこから“自分らしさ”を重ねていくことで、
唯一無二のスタイルが自然に育っていきます。

外見ブランディングは、オシャレのためじゃなく「選ばれる起業家」になるための戦略。

あなたの魅力が、より伝わる服選びができますように。