骨格診断に来られる方の中には、
「似合わないものは、自分で分かります」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。しかし、実際はどうなのでしょうか?
今日から数回に分けて「似合わない服」というテーマを考えてみたいと思います。
今日は私も経験したことのある「似合わない」の代表格、妙にたくましく見える件について、考察してみます。
骨格理論の観点からいいますと、
じゅうぶん痩せているのにもかかわらず、妙にたくましく見えてしまう件
これは骨格診断ではナチュラルの方に、多く見られる現象です。
ナチュラルの方は、骨格と関節が大きめの方が多いのが特徴で、よくフレームがハッキリしている言われます。
だからこそビッグシルエットの洋服でも身体が負けないし、ダボっとした服にすらシャープな輪郭を与えることができます。それがだらしなくも見えずオシャレに見せることができる秘訣です。
肌の質感は骨格ストレートさんのようなハリ・弾力や骨格ウエーブさんのようなソフトさとも違うどこかドライで硬質な印象がある方が多いのも特徴です。
以上をふまえて、ナチュラルタイプの方がたくましく見えてしまう主な原因を以下の3つに絞りました。
①丈が短すぎ
トップス、ボトムスとも丈が足りないデザイン(七分袖、クロップド丈など)だと、大きめの骨格や手首足首の関節が悪目立ちしてつんつるてんな印象になりがちです。
結果、必要以上に身体を大きく見せてしまいます。
(ロールアップして手首、足首を見せるのはアリ)
なお、骨格ストレートさんだと「つんつるてん」より「着太り」につながりやすいです。
②身体にぴったりフィットしすぎ
ぴったりすぎるお洋服は肩甲骨などの大きな骨、関節を悪目立ちさせ、身体の輪郭を必要以上に強調してしまいます。
なお、骨格ストレートさんだと「たくましさ」より「肉感」が強く出がちです。(ゴツゴツ、より、ムチムチ)
③素材が繊細すぎ
ふわふわとフェミニンで繊細すぎる素材はドライで硬質な肌の質感とテイストがなじまないので、どこか浮いて見えてしまうことがあります。
なお、骨格ストレートさんだと肌のハリが強く見えて、「なじまない」より「着太り」が気になります。
骨格タイプ ナチュラルである私自身の例でいいますと、今から13年くらい前のエビちゃんOL全盛期、女性らしいアイテム(フリル、リボン、七分袖など)を身に着けていた際に「女装」と言われた経験がありますが、
まさに上記の状態だったんでしょうね・・・。
上記の3つの条件のお洋服を着ると、たくましく見えると言われることが多い場合、骨格ナチュラルの可能性があるかもしれません。
「太ってるから・・・ダイエットしなくちゃ・・・」と思ってしまう方も多いのですが、それは太っているせいではなく、
骨格タイプと洋服の選び方があっていないのかもしれません。
「私の骨格タイプは何だろう?」
「似合わない服より、私に似合う服を教えて!」
そう思われた方は、ぜひ診断を受けにいらしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!