良いサービスを選ぶのが難しい理由

体感的に、「起業家」の方って、
本当に増えてきた気がします。

これだけ増えてきたことの背景として、
「起業塾」の存在があると思います。

起業塾って、再現性があるものを
教えてくれるんですよね。

たとえば、
「毎日、SNSに記事を投稿してください」とか
「たくさんコメントを残してフォロワー増やしてください」
みたいに

〇〇すると、うまくいく

みたいな
これさえやればうまくいく、
というような方程式を
教えてくれるところがたくさんあるから
(もちろんすべての起業塾さんが
そうではないと思いますが・・・)

そのノウハウを自ら使いつつ、
自分でも起業塾を開く方も多い、
と聞いています。

だからこそ、

我こそは、違う!
私こそは、

本当に、本当に
困っている人たちを
助けたいんです!!!!

みたいな方も、
きっといらっしゃると思います。

ですが
いつもすごく惜しいと
感じるのは
そういう方にかぎって、

中身で勝負!

って思ってることが多いんです・・・

確かに、ビジネスは
絶対に中身で勝負なんですよね。
そうあってほしい。

ですが、
これだけたくさんの
起業家さんが増えている以上、
選ぶ側に、
あまりに選択肢が多すぎるんですよね。

例えば、起業がうまくいかない人が
冒頭の
「起業コンサルタント」さんに
お願いしようと考えたとき、
いざ調べてみると
あまりにいすぎて、
誰から選んでいいかわからないんです。

もちろん人柄は大事なんだけど、
価格に至っては体験セッションを
突破しないとわからなかったり、

いったいどんなサービスが受けられるのか、
マンツーマンなのか、グループ講義なのか、
フルオンラインなのか、対面もあるのか、
動画視聴の割合がどのくらいあるのか
(起業塾によっては、
9.5割が動画のケースがあります)

今すぐ、アドバイスを受けたいから、
もうよくわからなくて、
時間もないし、困ってるから

結局、
なんとなく雰囲気のよさそうなところに
何十万のお金を払って、
「えいやー」で申し込んでしまう。

・・・そんな方を、
たくさん見てきました。

お客様は「外見」であなたを選ぶ

あなたは、どちらから買いたいですか?中身は同じです。

中身が大事!ってのを
一番わかっているのは、自分のはずなのに
なんとなく雰囲気のいいところに
申込んでいる、という時点で、
思いっ切り
外見で選んでいるんですよ。


雰囲気って、
主宰者の話している感じとか、
印象とかなので、
結局、外見なんです。

そう、
私たちは選択肢が多くなりすぎて、
切羽詰まってくると
中身が大事といいながらも
外見で選んでしまうんです。


もう一つの例を出します。

あなたの売りたい商品が
ほっぺがおちるような
世界一おいしいクッキーだとして、
スーパーでもらった紙袋
に入れて売ろうと思いますか?

たぶん、
商品に合わせて、それなりの
きちんとしたラッピングを
するはずなんですよね。

だって、世界一おいしいクッキーですもの。

余裕があるなら、
売りたい相手に合わせて、
包装紙を変えてみたりして。

スーパーの紙袋で売るビジネス(一生、顧客はあなたに気づかない)

ですが、
これがビジネスになると、
なぜか
スーパーでもらった紙袋に入れて
売りつけようとする人が多いんです。

どんなに中身が素晴らしい商品でも
それに見合うラッピングにしない限り、
絶対に
手に取ってもらえないんです。

陳列棚に並んだ
大量の競合メーカーの商品群から、
手に取ってもらわないことには、
あなたの商品は一生気づかれない。

まずそこに、
気付く必要があります。

それなのに、
ラッピング(=外見)にはお金をかけない。

だって、大事なのは中身だから・・・って。
で、ちょっと売れないからって、
不安にかられて、
突然、新たな資格をとりはじめたり
知識をつけたりして。

お客さまは、
パッケージの裏(栄養素)とか、
そこまで見てないんですよ。

起業家初期こそ「知識」「資格」よりとにかく「認知」


私も不安にかられて、
社労士時代は、
「特定社労士」と名乗りたいばかりに
資格を取得しましたし、

イメージコンサルタントになってからも
同業のイメージコンサルタントと
差をつけたいと思って、
かなりたくさん資格を取りましたけど、
それを見てお越しになるお客さまって、
まず、いませんでした。


スキルを高めるのは、
とても素晴らしいことです。


ですが、その前に
起業の資金とモチベーションが
尽きてしまったら
本当にもったいないことです。

いいかげん気づきましょう。

あなたがどんなに良い商品を提供していても、
それを実際にお客様いとどけるには、
まずは、
パッケージ(外見)を整えることが
必要不可欠である、ということを。


私自身も、過去、社労士として活動していたころ、
ここに全く気付いていませんでした。


こんなに真面目に一生懸命取り組むのに、
なぜ気づいてもらえないんだろうと。

今、当時に戻れるなら、
自分の見せ方を磨いて、
どんどんいろんなところに顔を出して、
露出していった・・・と思います。

特に起業初期は、

認知がすべてです。

とにかく外見を磨いて、
ひとりでも多くの人に知ってもらうこと。
そうして、内面(サービス)のすばらしさを
知ってもらうチャンスをつかむこと。
これがとにかく重要です。