起業家がファッションコンサルを受けることと相乗効果で収益化につなげる２つのこと

こんにちは！
女性起業家専門イメージコンサルタント
武田しのです。

この私のブログを見てくださっている方の中には

「少しでもあか抜けて見えれば、売れるようになるはず」
「プロフィール写真を変えれば、申し込みが入るようになるはず」

と思ってこの記事にたどりついた方もいらっしゃると思います。

いきなり夢を壊してしまうようで申し訳ないのですが、事実なので断言します。

見た目を変えるだけでは、売れるようになりません。

今日はその理由について切り込んでいきます。

見た目だけで売れるようにならない

これを私が言うか！って言われそうですが（笑）

いくらをもって「売れる」とするかは人それぞれですが・・・
とりあえず、平均的な月収30万円を「売れる」とするならば、おしゃれな外見になったらとか、プロフィール写真を撮ってもらったら、同行ショッピングで服選んでもらったら、「それまで月1万円の売上が、月30万円になりました。」なんてことは、まずありえません。

ですが、実際にファッションコンサルを受けて、売れるようになった人の話を、どこかで聞いたことがある人もいるかもしれません。

それが嘘だとはもちろん思いませんが、おそらく２つのパターンがあると考えます。

一つ目は、「外見以外」が既に整っている場合。

要は、行動量も、サービスの質も、しくみも、人柄も、マインドも、全てが整っていて、あとは「外見印象」だけが、ちょっと惜しいとか、それまでに顔出し自体をしていなかった場合。こういう人は、もう顔を出すことがトリガーとなって爆発するんですね。起業塾やコンサルのトップに多いです。

二つ目は、低価格のフロント商品の場合。価格が低ければ、そのぶん提供する価値はそれほど大きくないので、「衝動買い」はしやすくなります。見た目が好みという理由で、パッと申し込みにつながりやすいです。

この2つのケース以外で、「ファッションコンサルを受けただけ」とか「プロフィール写真撮ってもらっただけ」で、継続的な収益化、というのは、私はまずありえないと考えます。

起業家の見た目が活きる絶対不可欠な２つの要素とは

誤解してほしくないのですが、起業家にとって、第一印象が大事なのは紛れもない事実です。

「人間は0.3秒で、相手が敵か味方かを判断する」などと言われているぐらいです。一度、誤った第一印象を与えてしまったら、それを覆すのに７～8回は会わないといけない、という調査結果もあります。

起業家は見た目が大事なのは、絶対に間違いないのです。ただ、見た目「だけ」では、人は集まっても、収益化できないんです。

「見た目」を活かして収益化するために必要な要素が２つあります。

一つ目は、「見た目のアウトプット」です。当たり前と言えば当たり前なんですが、なぜ起業家が見た目を整えるかといったら、見込み客に「見て」もらうためですよね。

それなのに、ファッションコンサルを受けても、何も行動が変わらなければ、誰にも「見て」もらえていないわけですから、申し込みは来ようがない。

冗談みたいな話ですが、このような起業家さんって結構多いんですよ。

見込み客のために、外見を変えたのなら、見込み客に自分から会いに行かないと、無意味です。見た目を変えたことをきっかけに、これまでの何倍もライブをやったり、SNS発信を頑張ったり、Youtubeやったり、交流会行ったりして、その変わった自分で発信することに意味があります。

ただし、見込み客のいない場所でアウトプットしても疲弊してしまいますから、効果的なアクションが必要になります。これは、適切な場所をアドバイスしてもらえる環境があれば、最小限の努力で済むことがあります。

二つ目は、「収益化のしくみ」です。ブランディングの結果、せっかく人が集まっても、そこで終わってしまう人が多い。

例えば、問合せ窓口がいきなり、LINEの登録URLしか無かったりするケース。これはXやインスタなどに非常に多いですが、本当にもったいないですね。

本気のバックエンド商品（高額商品）を売りたいのであれば、なぜ見込み客がそれを購入する必要があるのかの「教育」のステップは不可欠ですが、同業他社であふれるSNSの中だけでやるのは、現実的ではありません。また最近、垢バンが叫ばれるLINEでも、送れる文字数に制限がありますし、気まぐれで簡単にブロックされてしまいます。

誰にも邪魔されない自分だけのお庭で、時間をかけて、じっくり教育できるようにする方法はあるのですが、ほとんどの起業家は、そのようなしくみを知らない（面倒くさがってやらない！）ので、せっかく魅力的な外見で人を集めたところで、簡単に逃げられてしまうのが現状なんですね。