骨格診断では筋肉や脂肪のつきかた、関節の大きさなどで3タイプに分けられるというお話は連日お伝えしているとおりですが、肌の質感というものも判断基準になることはご存知でしょうか。
今日はこの肌の質感についてご紹介します。
教科書的にはストレートさんはハリのある質感、ウェーブさんは柔らかい質感、ナチュラルさんはドライな質感と言われています。どうして肌の質感にも注目するかというと、「人は調和に好感を持つ」と言われているのですが、洋服は肌の上に直接生地が載るので生地と肌が調和して見えないと着太りして見えたり、貧相に見えたり、服ばっかりやけに目立ってしまったり、アンバランスな印象になったり、野暮ったく見えたり・・・。
まあ、良いことが無いのです。
自分にとって苦手な素材を知っておくことは、ニガテなデザインを知ることと同じくらい重要です。逆に言えばデザイン的にはあまりなじまないと言われる服でも素材が合えば意外とイケるかも?ということも十分にあり得ます。
具体的な例で言いますとストレートさんは筋肉が付きやすく、肌もパンとはじけるようなハリがある方が多いです。(シャウエッセンや、うどんと例えられたりします)
そういう方が、とろみのある繊細な素材を着るとハリのある肌が主張して、着太りして見えてしまうことがあります。
ウエーブさんは、柔らかな皮膚感の方が多く(雪見だいふくや。きしめんと例えられたりします)
そういう方がハリのある固い素材を着ると、肌が負けてしまい服だけが歩いて見えることもあります。
ナチュラルさんは、ドライな質感・・・と言われます。
ナチュラルさんの質感は個人差も多く、人により似合わないアイテムが違います。丈夫そうな肌・・・とでも言うのでしょうか。
ダンガリーやコーデュロイなど、素材自体の主張が強いタイプの生地身をまとっても、負けないタイプの肌です。
そういう方がハリのある生地や繊細な感じの生地を着ると、よそ行き感、アンバランスな印象となったりします。
もちろん、ファッションを構成する要素は生地だけではなく、デザインや色も重要なのでそれだけで印象が決まってしまうわけではないので、ご安心ください。
お読みいただきありがとうございました。