ファッションアイテムで色・柄を一番取り入れやすいのは、顔回りから遠いボトムスです。
仮にパーソナルカラーや、骨格タイプと合わなくても極端な違和感はないので、気軽に挑戦しやすいですよね。
例えば街中で綺麗なミントグリーンのスカートを履いている人がいたとします。
それを見たあなたは、
「すごいカワイイ!きれい!ああいう雰囲気、すてき!私もミントグリーンのスカートを絶対買うぞ!」ってなった場合。
ここでいきなり、「くださーい!」ってお店に飛び込む前にして欲しいことがあります。
まず、自身のクローゼットを思い返してください。
コーディネートにはすべて主役と脇役があります。このミントグリーンのスカートは主役でしょうか?
はい!主役として輝いていたからこそあなたはミントグリーンのスカートに目を奪われたんでしたね。
だから必ずミントグリーンのスカートを最優秀女優賞ばりの主役にしてあげなくてはいけません。
このミントグリーンのスカートを主役にしてあげるために必要な脇役たちは今のあなたのクローゼットにいますか?
ドラマでも脇役は主張することなく、主役の魅力を最大限に引き立てます。
主役が輝くからこそ、脇役もまた輝ける。
お互いが引き立てあえる関係、それこそが名脇役です。
お気づきのとおり、ここで言う脇役というのはベーシックアイテムのことです。ベーシックアイテムの色は、
①白
②黒・紺
③グレー・ベージュ・カーキ
ベーシックアイテムの形は、
・袖丈
・着丈
・身幅のサイズ感
・丈
・素材感
これらを骨格タイプに合わせてしっかりと押さえた主役を邪魔しないデザインであれば、名脇役になれる素養は十分あります。
主役を引き立てつつ、もし他の主役(柄スカートや別のカラーパンツなど)が登場したとしてもまた再登場していただけるはずです。
問題なのは、主役を邪魔しないデザインというのが、意外にないんですよね・・・(靴やバッグも含めます)
袖口に余計な色が入る凝ったデザインだったり、余計な装飾デザインやビジューがついてたり、必要以上に主張が強い脇役が勢ぞろいした年末年始のドラマみたいなクローゼットになっていませんか?
要は、どんなにステキなアイテムでも1つのコーディネートに主役が何人もいると、一気に野暮ったくなります。
これは骨格診断やカラー診断とは関係なく言えることです。
でも改めて街を見ていると、けっこういるんです・・・
よく見る有名ロゴのブランドバッグですら主役を殺してしまうリスクがありますので注意が必要です。
色や柄を積極的に取り入れてみよう!と私のように決意をしている方こそまず最初にベーシックアイテムがどの程度あるかを把握するところから始めましょう!
うちのクローゼットにも主張の強い「ベーシックアイテム風」の服が意外にけっこうあります。(みんな主役になりたい〜と叫びながらタンスの奥にひっそり生息中・・・)
ほとんどベーシックアイテムで過ごしてきた、つつましい方!今こそ色・柄を取り入れる時ですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!