こんにちは!
稼ぎたい女性起業家専門イメージコンサルタント
武田しのです。
起業家がブランディングを考えるときに、「パーソナルカラーなどに縛られるべきでない」という議論がたびたび出ます。
確かに、パーソナルカラー等、枠にとらわれてしまうことで、自らの選択の幅を狭めてしまい、ベストの表現が出来なくなってしまう人は一定数いるようです(ただそういう人はパーソナルカラーが原因ではないのですが、それはまた別の機会に記事にします)。
かといって、パーソナルカラーや骨格診断といった、あらかじめ理論で「似合う」とわかっているものを、完全に無視してしまうのも、起業家としてちょっと危険だと考えます。
今日はこの理論で分かる「似合う」というもの、ファッション理論との付き合い方についてお話します。
「似合う」の正体
長年、「似合う」というものは、見た人それぞれの主観であり、それぞれの脳内にある、目に見えない感覚でした。
ですが、現在は、自分の身体のライン・筋肉や脂肪の付き方・肌の質感・持って生まれた色素、顔の印象などから完全にタイプ分けすることが可能となり、そのタイプ別に、似合って見える色・柄・素材・デザイン・スタイリング・テイストなどが、あらかじめ理論で分かるようになっています。
このタイプ分けは、一見、占いのようなものと思われがちですが、そのような曖昧なものではなく、根拠があり精度も高いものです。
〇〇だから、調和して見えやすい。
というように、根拠と理由が明確な「ファッション理論」としてもはや確立しています。
例えば、私の場合はこの写真のように、高彩度なもの、くすみ・黄みの少ないもの、重心を下げるデザイン、大人っぽい華やかなアイテムが得意、とされます。
真っ赤なボウタイブラウスは、一般的に着こなすのには難しいアイテムだと思いますが、私の場合は、実際着用していると100%相手のほうから褒められますし、自分でも似合っているな、と感じます。
もちろん、人間ですから、各タイプに幅や個人差があるのは言うまでもありません。
ですが、私自身もこれまで1000人以上をの方を検証してきたなかで、9割以上は理論で説明がついてしまう、と考えています。
ファッション理論は、既に長い期間をかけて広がり、多くのアナリストの手で、検証が繰り返されてきました。
それまでおしゃれな人の脳内だけにあった「センス」という目に見えないものが、完全に理論化されたことで、たとえセンスに自信がが無い人でも、再現性のあるおしゃれが楽しめるようになりました。
私自身も、イメージコンサルタントとしてここまで活動を続けてこられた背景には、このファッション理論によるものが大きいのは事実です。
ブランディングでも「〇〇タイプ」を無視してはいけない理由
もちろん、冒頭でお話したように、「ブランディングに、パーソナルカラーや骨格タイプなどは邪道」という考え方があるのも、事実。
もちろん、どのような考えも自由ではあり、特にファッションには正解不正解は無いのですが、起業家のように、相手に与える印象がビジネスの結果を大きく左右する可能性がある人の場合、私はこのファッション理論を無視するのは、リスクもあると考えています。
もちろん、「タイプどおり」のスタイルにする必要は、一切ありませんし、私自身もクライアントさんに対して、似合う傾向としては情報共有しますが、タイプどおりをそのままご提案することはあまりありません。
ですが、無視してはいけない一番の理由は、
〇〇タイプ=相手から見て調和して見えるもの、だから。
起業家ファッションで最重要になるのは、「自分が」こう見せたい、ではなく、「お客さまが」どう自分を見てくれるのが望ましいのか?という視点です。
自分に調和して見えるものをあえて無視するということは、お客さまに対して、不調和しているものを、見せ続てしまうリスクがあるということ。
「痛い印象」「若作りな印象」というように、なんだか無理している印象を受ける起業家がいますが、そのほとんどは、この不調和を起こしていることに本人が気づいていないことが原因です。
どんなにそれが意図を持ったブランディングであっても、人は「不調和を起こしているもの」は、本能レベルで不快に感じてしまいます。
不調和を長時間見させられるほどの苦痛は、ありません。
人は、自分自身を客観視することは非常に難しいからこそ「何を選ぶと、不調和を起こして見せるリスクが上がるのか」は起業家として絶対に抑えておくスキルです。
「似合う」が分かるファッション理論は、一見、枠にはめられそうで、敬遠する人もいますが、必ずしもその通りにすべきというものではなく、目的に対する「ヒント」や「手がかり」「ツール」の位置づけで十分。
このツールはあくまでも手段の1つですから、あなたの売上最大化のために、上手に使いこなしているコンサルタントを選ぶようにしてください。