アンケート結果
レッスンを受けた友人のレッスン結果シートを拝見して、申込みを決めました。
特にファッションに関して、自分にサイズやイメージが合うものがなかなか見つからず探すことに億劫になっていました。
解決できそうです。これまでもやもやしていた悩みを多角的に診断いただき言語化してもらえたことで、何が自分に合うのか?の選び方、見つけ方のヒントを沢山いただけました。ファッションやメイクを楽しめそうです。
自分の欲しいファッションがなかなか見つからないと悩んでいる方
とてもお話しやすく、色々教えていただくのもわかりやすかったです。また押し付けがないのがとてもよかったです。
今回のお客様はこんな方
都内在住の会社員N様。昨年当サロンでコンサルを受けてくださった別のお客さまからお話をお聞きになり、ご興味を持たれてお越しいただきました。
おしゃれでさわやかな印象のN様。サロンに到着された時点で、すでに抜け感あるカジュアルスタイルがとてもよくお似合いでした。ただし小柄さんということで、なかなか良いサイズ感のものに出会いにくく、アイテム選びがどうしても妥協しがち、とのことでした。
小柄な骨格ストレートさん・カジュアル着こなしのポイント
N様は骨格ストレートタイプ。骨格ストレートさんは、ボディラインがすっぽり覆われすぎると、本来のメリハリのあるスタイルが十分活かせず、もっさりと見える傾向があります。よって、だぼだぼでもなくピタピタでもない「ジャストサイズ」が良いとされています。
かといって、オフィススタイルならともかく、カジュアルなのに全部が「ジャストサイズ」だと、なんとなく抜け感のない古くさい印象に・・・
特に、N様のように顔タイプ診断では子供タイプ(フレッシュタイプ)の方は、ボディラインを強調しすぎるのも野暮ったく見えがちなので、抜け感のある「ゆるさ」も大事。絶妙なサイズ選びがポイントになってきます。
小柄ストレートさんのカジュアルで、最低限意識したほうが良いポイントを整理すると2つあります。
①ハリのある素材を選ぶ
骨格ストレートさんの肌の質感は、体型や世代に関係なく、共通してパンとした筋肉のハリがあります。体質的にもたるみにくいため、特に顔タイプ診断で子供タイプ(フレッシュ、キュート、アクティブキュート、クールカジュアル)に該当する方は、とりわけ年齢を重ねても若々しい印象でいられます(うらやましい!)
ハリのあるコットン素材、きれいめなデニム素材などは、そんな骨格ストレートさんの肌質との相性が抜群に良いので、カジュアルに取り入れない手はありません。よく骨格ストレートさんというと「Vネック∔タイトスカート」のような洗練スタイルがイメージされやすいのですが、実はカジュアルも得意です。デザインでど真ん中を選べなくても、最低限、素材で取り入れましょう。
② ジャストサイズを選ぶ
さきほど「カジュアルなのに全部がジャストサイズは古くさい印象」とお伝えしておいて矛盾しているようですが、ここで言うジャストサイズとは、メーカー推奨のジャストサイズという意味です。
現在、日本人女性の平均身長は158センチといわれており、各メーカーともに、そのあたりを「標準」と想定して作っていると考えられます。
例えば私の場合は、その平均身長より10センチ高い168センチです。トップスは採寸サイズでは標準的な9号に該当しますが、身長に比例して腕が長いため、まず9号は選べません。ボトムスにいたってはどんなに大きめを選んでも丈が足りないうえ、シルエットもなんか変・・・!試着をしてため息をつくことが多かった人生でした。
ですが、昨今、いろいろなメーカーさんが「高身長向けライン」を出すようになってきました。高身長向けラインはオンライン限定など多少手間ではあるものの、実際ジャストサイズのものを身に着けることで、痩せてもいないのにスタイルを誉められることが圧倒的に増えました。
話を戻しますが、同じように「低身長向けライン」も確実に増えています。冒頭でお話したように、特に骨格ストレートさんはサイズ選びがとても重要。
スタイリングセンスがある方なら、多少サイズが違ってもご自身で調節できると思いますが、そこに自信が無い方は、そのショップ推奨サイズを選ぶほうが、テクニック要らずで確実にシルエットが綺麗です。妥協して大きめサイズを着ることでは得られなかった「その身長の女性が着て、今っぽさのある美しいシルエット」のアイテムが見つかる可能性が高まります。
低身長さん向けショップ(一部)
・ユナイテッドアローズ グリーンレーベル「FIND MY SIZE」
・COHINA
・ エルコトナ
上記以外にも、実際に身長の記載のあるショップ店員さんのスタイリングが多数紹介されているお店も多いです。
昨今では、aquqgarage、神戸レタス、titivateなどプチプラ系ファッション通販でも、小柄なインフルエンサーさんとのコラボ企画やプロデュース商品を多数展開されていますね。こういったものも、どんどん取り入れていかれると良いと思います。
GAPなどキッズアイテムから選ぶ、という手もあります。ただし、あくまでも子供に向けて作っているものなので、洗練された大人カジュアルに見せるためには、多少テクニックが必要になることは覚えておいたほうが良いです。「小柄な女性が着て、洗練された印象に見えるデザイン」を最初から選ぶことが、一番の近道ではないかと考えます。
身長の近いスタイリストさんの着こなしを参考にするのもおススメです。スタイリストの川上さやかさん・安藤真理さんはお二方とも150センチ前半ですが、それを全く感じさせないスタイリッシュなスタイリングをされていて、よく特集が組まれています。インスタグラムもありますし、少し前ですがファッション本を出されているので、ぜひチェックしてみてください。
・「おしゃれになりたかったらトレンドは買わない」(川上さやかさん)
・「小柄な大人のStyleBook」(安藤真理さん)
「似合う色」には2種類ある
N様は、過去にパーソナルカラー診断をお受けになられたことがあるそうです。その際はサマー(ブルべ夏)と診断を受けたそう。普段もブルー、ライトグレー、ベージュなど、ソフトで明るい色をお召しになることが多いのだとか。
確かに、おっしゃるとおり、さわやかで大人かわいい印象のN様、明るい色がお似合いな印象。ですが、実際に色素チェックをすると、ウインター(ブルべ冬)の傾向が強く出て、暗く鮮やかな色も実はお似合いになる可能性が出てきました。
実際にドレープを当ててみると、サマーの色もダメではないのですが、ややお顔の輪郭がぼやけてしまい、血色が抜けて見え、やや元気がなさそうな印象に。ウインターの色で目に光が入り、フェイスラインや各パーツがくっきり浮かび上がってきました。
私の診断では、1st ブルべ冬(ウインター)、2ndブルべ夏(サマー)でのご提案となりました。
ブルべ冬(ウインター)のメイクアイテムでメイクし、ドレープを当てると、たしかにお顔がくっきりして、お顔の美人度が格段に上がりました!
かといって、淡い色は似合わないのか?というと決してそんなことはありません。
似合う色には2種類あります。
1つは「パーソナルカラー」。これは顔映りを良くするためのお色です。
そして2つ目は「お顔の雰囲気に合う色」。
これは色彩心理が関係します。N様は顔タイプがフレッシュということもあり、「さわやかさ」「カジュアル感」「ソフト」を想起させる色が、お顔の雰囲気にはマッチします。
そう考えると、もともと手に取っていたブルー、ライトグレー、ベージュといった柔らかな印象の色は、まさにお顔の雰囲気には合って、お似合いになるのです。一方で、ブルべ冬(ウインター)の色は、全体的にシャープで強い印象。N様のお持ちの魅力とはやや離れています。
毎日必ず取り入れなくてはいけないというよりは、何かのイベントなど、ここぞに使うお守りのような存在として取り入れるのが良い付き合い方ではないかと思うのです。
「似合う」という条件は色だけではなく、デザイン、素材、テイスト、その人の持っているキャラクター、個性、いろいろな要素が複雑に絡み合って完成します。1つの要素にのみ縛られるのはもったいない。診断結果はあくまで「似合うものの目安」にすぎません。都合よくいいとこどりすればいいんです。
大事なのは自分の魅力を正確に客観視できるようになること。お一人お一人が、ご自身の名プロデューサーとなって、シチュエーションに応じてご自身の魅力を楽しんで演出できることがようになれたら、素敵だと思います。
使用コスメはこちら。ルナソルのベルベットフルアイズ01。発売されて9年のロングセラー。柔らかなアイシーカラーでパーソナルカラーウインターさんの優しいメイクにぴったり。クールにも見せられます。
ありがとうございました!